2024年1月に能登半島地震が発生し、津波や火災などの二次災害も発生しました。このような災害が発生したときに、iPhoneはだれかと連絡を取ったり情報を収集するための重要な手段となります。今回は災害に備えてiPhoneでできることや、あらかじめやっておくべきことなどを紹介します。
iPhoneでできる事前準備
「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、あらかじめ準備をしておけば、気持ちに余裕ができ冷静な判断ができます。事前にiPhoneでできることをまとめましたので、よかったら参考にしてください。
緊急速報を設定する
災害が発生したときに、地震速報、津波警報、その他の災害・避難情報をなどをユーザーに伝える機能です。緊急速報を設定しておけば、命が助かる確率が上がる可能性があるので必ず設定しておくようにしましょう。緊急速報の設定は、下記の手順で設定を行ってください。
2. 通知をタップする。
3. 緊急速報をタップする。
4. ON/OFFを切り替える。
防災アプリをインストール
防災アプリとは、地震や津波などの災害情報をリアルタイムで提供したり、避難場所の情報や避難経路などを提供してくれるサービスです。防災アプリは、災害時に迅速な対応ができるように開発されているので、1つインストールしておくのをおすすめします。
おすすめの防災アプリをいくつか紹介します。基本的にすべて無料で使えるので、自分に合ったアプリを使ってください。
メディカルIDを設定する
メディカルIDには、「氏名、生年月日、身長、体重」などの個人情報のほかに、「病気やけが、アレルギー、使用中の薬」を登録しておくことができます。iPhoneの持ち主に何かがあった場合に、メディカルIDで身元確認をしたり、登録されている緊急連絡先に連絡を取ったりすることができます。
メディカルIDや緊急連絡先の設定については、下記の記事で詳しく解説しています。
モバイルバッテリーを準備しておく
災害時は停電が起こることも考えられるので、iPhoneを充電することができません。iPhoneは重要な連絡手段であり、情報収集源でもあります。充電がなくなってiPhoneが使えないということがないように、モバイルバッテリーを購入して常にiPhoneが使用できる状態にしておきましょう。
災害時に役に立つiPhoneの便利な機能
災害などの緊急時に役に立つiPhoneの機能があるので紹介したいと思います。普段使うことはありませんが、覚えておくといざというときに便利です。
緊急SOS
緊急SOSとは電話番号を入力せずに警察や救急車などに素早く連絡することができる機能です。パニックになっているときは、意外と番号を忘れてしまう可能性があるので、そんなときに便利な機能です。緊急SOSは、下記の手順で使用できます。
2. 「緊急SOS」スライダをスライドする。
3. 緊急通報サービスに発信。
災害用伝言ダイヤル(171)
災害用伝言ダイヤル(171)は、「171」に電話をかけることで伝言を録音したり、再生をすることができます。災害時に、家族や友人と連絡がなかなか取れないときに安否確認のために利用できるサービスです。災害用伝言ダイヤル(171)は下記の手順に従って操作してください。
2. ガイダンスに従い、録音の場合は「1」を、再生の場合は「2」を入力する。
3. ガイダンスに従い、連絡を取りたい人の電話番号を入力する。
4. 伝言を録音・再生することができます。
ほかにも災害用伝言板や災害用伝言板(web171)などの災害用伝言サービスがあります。総務省のホームページで利用方法について詳しく解説しているので、気になった方は覗いてみてください。
総務省|安全・信頼性の向上|災害用伝言サービス (soumu.go.jp)はこちら
ライト機能
iPhoneにはライトの機能が備えられているので、停電になってしまった際に懐中電灯の代わりとして使用することができます。iPhoneのコントロールセンターで、フラッシュライトボタンをタップするとライトが点灯します。
何年か前にライトの上に水の入ったペットボトルを置く方法が話題になりました。ペットボトルを使う手法は、光を広範囲に拡散してくれるのでおすすめです。
まとめ
今回は災害発生時に役立つiPhoneでできることや事前に準備しておくことについて紹介いたしました。この記事を通して、iPhoneには災害の備えになる機能がたくさんあることが分かりました。災害のニュースを目にする機会が時折ありますが、いつ自分が災害に遭うか分からないので、今のうちに災害に備えてできることをやっておきましょう。
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