WWDC 2025で発表された「Liquid Glass」デザイン導入、watchOS 26の新機能、CarPlay大幅アップデート、AirPods周辺の進化など、アップルの最新アップデートが明らかになりました。
これらの目立つ機能も確かに魅力的ですが、日常操作をぐっと快適にする“裏技級”の便利機能が多数発表されています。この記事では、通話やメッセージ、AirPods連携など、すぐに使える隠れた小ワザを厳選してご紹介します。
📞 通話・コミュニケーション
Hold Assist
Hold Assist は、保留中の通話をAIが自動モニタリングし、オペレーターが戻ってきた瞬間を通知してくれる裏技的機能です。
通常は保留中ずっと待機が必要ですが、Hold Assist を有効にすると別の作業中でも「戻ってきたよ」と知らせてくれます。
通知方法(バナー・バイブなど)もカスタマイズ可能なのは嬉しいポイントです。

保留が長引きやすいカスタマーサポートや医療機関への電話で特に便利です。
設定メニューの奥に隠れており気づきにくい点が、まさに“裏技”と呼べるポイントですね。
image:The U.S Sun
リアルタイム翻訳
通常の電話(セルラー通話)やFaceTime中に、自動で音声を翻訳し画面に字幕表示してくれる機能です。
着信時に相手が話す言語を認識すると、iPhoneが即座に翻訳したテキストを重ねて表示し、海外出張先や多言語環境でも通話内容を逃さず把握することができます。
これまでは手動で切り替える必要がありましたが、ONにしておけば通話中でもリアルタイムでやり取りが可能になります。
画面上には大きめの文字で字幕が表示されるため、耳が遠い方や雑音の多い場所でも通話内容がしっかり確認できる点が“裏技”的に役立ちますね。
💬 メッセージ
Genmoji Mashup
複数の絵文字を組み合わせて新しい“合成絵文字”を作成できる機能です。スタンプ感覚で使える気軽さが魅力で、遊び心あふれる楽しい機能となっています。
image:Tom’s guide
グループチャット投票&カスタム背景
グループメッセージ内でワンタップ投票が作成可能になりました。さらに背景画像も自由に設定でき、LINE的なノリで使えるカスタマイズ性が向上しています。グループごとに判別しやすくなるのも魅力の一つです。
また、連絡先に登録していない人がグループに参加している場合、「連絡先に追加」ボタンが表示されるため、ビジネスチャットで新メンバーが入ってきたときに連絡先作成の手間を省ける裏技として活用できます。
🎧 AirPods活用術
リモートシャッター
AirPods(第3世代以降またはAirPods Pro)には、ステム部分に「フォースセンサー」と呼ばれる圧力検知機能が搭載されています。通常は音楽の再生・一時停止や曲送り・曲戻しに使う部分ですが、このフォースセンサーを長押しすることで、iPhoneやiPadのカメラを遠隔でシャッター操作できるようになります。
スタジオ品質録音モード
AirPods 4/AirPods Pro 2では、ボイスメモやサードパーティ録音アプリに「スタジオ品質」モードが追加されています。外出先でポッドキャストやインタビュー録音をするときに、クリアな音声を残せる隠れ機能です。
🗺 Apple Maps
Visited Places(訪問履歴機能)
Googleマップの「タイムライン」同様、自分が訪れた場所を自動で記録・可視化してくれます。あとで「あのときどこ行ってたっけ?」がサクッと分かる、まさに裏技的タイムカプセル機能です。
🎶 Apple Music
AutoMix(自動DJ機能)
プレイリストやライブラリ曲をシームレスにつなぎ、DJのような連続再生を実現します。パーティーやBGM再生の際に、細かな調整をしなくてもスムーズな音楽体験が楽しめる便利機能です。

Apple Intelligence活用術
メッセージ・メールの要約
Apple Intelligence の要約機能は、iPhoneやiPadで受信した長文メールやチャットを、特別な操作なしで要点だけにまとめてくれる機能です。
例えば、数百文字にわたる業務連絡や提案メールを受け取ったとき、画面右上の「要約」アイコン(※)をタップするだけで、AIが本文を解析し「ポイントは3つ」「次のアクションは○○」といった形で数行にまとめてくれます。
これにより、長文を最初から最後まで読む手間を減らし、重要な情報を見逃さずにキャッチできるため、ビジネスシーンでの情報確認が格段にスピーディーになります。
※iOSバージョンによってボタンの名称や表示が若干異なる場合があります。
まとめ
WWDC 2025では「Liquid Glass」などの大規模アップデートだけでなく、保留中の通話をAIが監視する「Hold Assist」や通話中に字幕を表示する「リアルタイム翻訳」といった“裏技級”機能が追加されました。
また、「Genmoji Mashup」やAirPodsの「リモートシャッター」など、遊び心あふれる小技も見逃せない機能です。
また「Visited Places」や「AutoMix」、Apple Intelligenceの「メッセージ要約」などの隠れ機能を使えば、効率や体験が一気に向上します。
これらの機能は設定メニューの奥に隠れていることが多いので、まずは該当項目をワンタップで有効にしてみましょう。
小さな一手間で、WWDC 2025の新機能を日常から最大限に活用してみてください!
参照:The U.S Sun
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