【iOS17】WWDC23 で発表された内容まとめ【Vision Pro】

ついにきた！VR/ARヘッドセットの「Vision Pro」

待望の新型ハードウェア製品「Vision Pro」の発売が決定！本日 WWDC23 で発表された内容をまとめてみました。

発表されたハードウェア製品

噂通りの拡張現実、仮想空間を組み合わせたVR/ARヘッドセットデバイスである「Vision Pro」や各MacPCの最新モデルは発表されました。それぞれ見ていきましょう

Apple Vision Pro

image:Apple

VisionProの特徴

Apple初の拡張現実デバイス「Vision Pro」
このVisionProを使用するとディスプレイの境界線に左右されない、どこにいても好きな画面の大きさでアプリを使うことができます。新しく開発されたオペレーティングシステム「visionOS」が搭載されており、3次元のUIが特徴的です。

ユーザーは目と手、声の組み合わせによって操作することができ、操作のしにくいコントローラーは必要としないようです。指で空間をタップ・フリックにより魔法のような感覚で操作ができます。

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VisionProには「EyeSight」と呼ばれる機能が付いていて、周囲に人が来た場合には、その人が透けて見えるようになり、その人からも着用者の目が見えるようになります。

また、MacやiPhoneと接続して仮想空間でディスプレイを拡張することも可能であり、Vision Pro自体で実行されているアプリと一緒に表示することもできます。

仕事で使う際に、2Dだけではなく3Dオブジェクトにも対応していて、空間で3Dオブジェクトを確認することができるようです。もちろん、ゴーグルなので現実世界の動作も見えます。
Vision Proの FaceTime では、ビデオ通話で実物大の人物を表示することができます。shareplayを使ってプレゼンや映画を一緒に見るなどの空間の自由を与えてくれます。

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パノラマ写真では本当にそこに立っているかのような体験をさせてくれて、3Dカメラで撮影した3Dビデオを再生できます。Apple初の3Dカメラでビデオに深度を表示し、Spatial Audioを使用します。撮影したその場所にいるかのような体験を何度でもすることができます。

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映画鑑賞機能が特に優れていて、映画館を超える体験をできるとのことです。周囲の明るさに囚われず、自分で明るさを調節し、空間オーディオで着用者を包み込みます。あらゆる部屋でこの壮大な体験が可能になり、映画館になります。しかも３Dムービーに対応していて、画面から飛び出てくるようなかつてないほど斬新な体験をできるようです。これはすごいですね！

イオナ

なんとディズニーが協賛し、スポーツやスターウォーズ、マーベル、ナショナルジオグラフィック等のテーマ体験をVisionProの発売と同時にDisney+でも利用可能になるみたいです。体験してみたい！

VisionProの作り

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VisionProは全面磨かれた合わせガラスでできていて、軽量アルミニウム合金フレームとなっています。多数のカメラとセンサーに加え、ボディ上部にボタンとデジタルクラウン（調節用のクルクル）があり、どんな頭の形にもフィットするクッション性と通気性に優れた素材バンドになっています。ヘッドセットの側面にオーディオポッドがあります。
ヘッドセットのバッテリーは独立していて側面に外部接続することができます。バッテリーの持続時間は2時間程度みたいです。

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画質はマイクロOLEDのAppleシリコンバックプレーンが搭載されていて、片目のディスプレイ4K画質を凌駕します。さらに環境に応じた新しい空間サウンドを提供してオーディオレイトレーシングを使用して、音を本当にそこから出ているような感じに合わせることができます。

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このコンパクトな外見の中に存在するのが高性能なAppleシリコン、リアルタイムセンサー処理に特化したM2チップと新しい「R1」チップです。
M2チップでパフォーマンスを維持し、R1チップで目の前で起こる体験を作り出すようです。

visionOS

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イオナ

VisionProは「Optic ID」という着用者の目（虹彩認証）を使用してユーザー認証し、ロック解除を行えるようです。目を使うためタッチ操作や画面を直接みることができず、プライバシーとセキュリティ性能に非常に優れています。

特許を5000件以上も取得した最先端のパーソナル電子デバイス、Vision Proは、3,499ドル（48万円）から購入可能で、来年の初めに利用可能になります。ただし、米国のApple小売店でのみ入手可能です。来年末までにはすべての販売店で購入可能となるようです。

MacBook Air 15.3インチ

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M2チップを搭載した15.3インチのMacBook Air が発表されました。
この新しいMacBook Air は厚さが11.5mm、重さ1.5kgと軽量で、M2チップを搭載していることによりIntelベースのMacBookAirより12倍も高速になるようです。バッテリーの持ちは18時間と十分すぎる性能です。

発売は本日2023年6月6日から受付を開始し、1299ドル（18万円）から購入可能です。

Mac Studio

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M2 Maxチップ及び「M2 Ultra」チップを搭載した新しいMac Studioが発表されました。
M2 Ultraチップは24コアCPU、76コアGPU、32コアニューラルエンジンを備え、最大192GBのユニファイドメモリをサポートしています。M2 Ultraチップを搭載した新しいMacStudioは、IntelベースのMacより6倍高速、M1 Ultraチップを搭載した以前のMacStudioより3倍高速になるようです。
さらにより高速な Wi-Fi 6E と Bluetooth 5.3 が対応するようになりました。

このMacStudioは本日2023年6月6日から受付を開始し、M2Max 1999ドル（28万円）から購入可能です。

Mac Pro

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先ほどのMacStudio同様、M2 UltraチップへアップデートされたMacProも発表されました。
8つのThunderbolt4ポート、2つのHDMI ポート、6つのPCIeスロット、デュアル10ギガビットイーサネットポートが装備されています。Wi-Fi 6E と Bluetooth 5.3 が対応するようになりました。

このMacProは本日2023年6月6日から受付を開始し、6999ドル（97万円）から購入可能です。

イオナ

以前のIntel版は5999ドル（83万円）から購入できるようです。

発表されたソフトウェア

今回の発表でiOS17、iPadOS17、macOS Sonoma、watchOS10、tvOS17、visionOSが発表されました。注目のiOS17から見ていきます。

iOS 17

image:Apple

噂通りのiOS17が発表されました。
iOS17では電話、フェイスタイム、メッセージに主なアップデートが加わりました。電話を掛けるとき、かかってきたときに表示される画面にロック画面のような写真とテキストを設定することができるようになりました。日本語と中国語では縦文字にも対応しているようです。

Live Voicemail

ライブボイスメール機能によりリアルタイムで音声の文字起こしが可能になり、ボイスメールの途中で電話に出ることもできます。文字おこしはデバイス上で処理されるようになりました。

FaceTime

相手がビデオ通話に出ない場合、ビデオメッセージを残せるようになりました。メッセージの通知が届くので、時間があるときにいつでもボイスメールのように確認できます。

メッセージ

メッセージの改良点として検索機能、会話内の最初の未読メッセージにジャンプする機能、スワイプ ジェスチャによる簡単な返信、位置情報共有、新しいステッカー機能が追加されました。
ステッカーは自分の写真から作ることができ、LivePhotoを使用している場合はアニメーションしているステッカーも作れます。

安否確認として現在地に関する最新情報を提供し、帰宅したことを家族や友人に知らせる新機能です。あなたが遅れている場合、それを認識して連絡を取り直してくれます。応答しない場合は友人とアラートを共有し、位置情報やバッテリー、携帯電話のサービス状態を共有できます。

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AirDrop

ユーザーは iPhone を近づけることでコンテンツをAirDropでき、転送はバックグラウンドで実行できるようになりました。範囲を超えても送信できます。「NameDrop」を介して新しい相手と番号を交換することも可能になり、携帯電話を近づけたときに連絡先情報を共有できるようになりました。NameDropは電話機能で設定したロック画面みたいな画面設定をそのまま交換できます。

image:Apple

キーボード

キーボードの知能がアップデートされ、文言の自動修正機能がより正確になりました。それに基づく補助機能も完備されていて、音声認識性能もアップしました。

ジャーナルアプリ

ジャーナルという日記アプリが今年後半に配信されます。
このアプリは、人・場所・アクティビティ・音楽・写真等の幅広いテーマを使用して思い出を収集し、毎日の日記を追加できます。ユーザーは毎日の投稿を忘れずに書くようにリマインダーを設定できます。

スタンバイ

充電中にiPhoneを横向きにすることで大きな時計やウィジェットを表示することができます。
スワイプすることで様々なデザインを選ぶことができ、カレンダーや温度、写真やウィジェットも設定できます。アクティビティやSiriにも対応。音楽の再生やタイマーセット可能です。

image:Apple

Siri

なんと「Hey! Siri」と言わずに「Siri」と呼ぶだけでSiriが使えるようになります。

iOS17対応予定機種

イオナ

 iOS17は残念ながら、iPhone XS以降と互換性があることを発表しました。つまり、iPhone 8・iPhone 8 Plus・iPhone Xのサポート終了したことになります…

WWDC23前にiOS17の配信予想をした記事はこちらになります。

【iOS17】iOS17はいつ発表？アップデート内容は？

iOS 17の発表日とアップデート内容を確認してきました。6月5日（日本時間 6月6日 午前2時）に発表される可能性が高いです。コントロールセンターの改良・アクティブウィジェット・ジャーナリングアプリ・ロック画面のアップデート等が実装されるかもしれません。

iskguide.com

2023.06.04

iPadOS 17

image:Apple

iPhoneと同じようにカスタマイズ可能なウィジェットとロック画面を設定することができます。LivePhotoを選ぶと動くロック画面を設定できちゃいます。

ヘルスケアはiPhoneやAppleWatchからデータを共有し、iPadで集約可能になりました。ヘルスケアキットというデベロッパ向けのアプリ開発キットも提供されます。

PDFでスキャンした書類から入力欄を自動的に抽出できるようになり、リアルタイムで手書きした文字を共有することができます。

macOS Sonoma

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tvOS 17

image:Apple

image:Apple

その他のアップデート

その他のアップデートとしてAirPlayや、AirPodsの適応型オーディオ機能、プライバシーとセキュリティ機能に関するアップデートなどがありました。こちらに関しては目に見えて大きな変更とは感じなかったため割愛させていただきます。

イオナ

今回の発表ではやはり「VisionPro」の発表が一番おおきいのではないでしょうか。この端末が比較的一般ユーザーに行き届き、アプリ開発が活発になってきたらもう一段階世界が変わっていく気がします。

まとめ

今回はWWDC23の発表された内容を簡単にまとめてみました。世界が変わるかもしれない発表にリアルタイムで立ち会えたことはとても嬉しく思います。

個人的に関心の高かった「iOS17」と「VisionPro」は今後も動向を追っていきたいと思います！WWDC23の配信内容は下記に張っておきますので、興味があればご参照ください。

それでは良きiPhoneライフを！